SIMフリー端末が突如「赤ロム化」した場合、プロによる対処法と考察

image:秒刊サンデー

iPhoneが日本に上陸して以来、それまで主流であった携帯電話が「ガラパゴスケータイ」と呼ばれるようになり、2019年の時点でスマホユーザーは85パーセントを超すほどに。

それに伴い、近年では格安SIM等が大きくシェアを伸ばしてきており、格安SIMで最新の携帯を使いたいという人は中古のSIMフリーのスマホ等を探したこともあるのではないでしょうか?

スマホを中古屋で購入

筆者の場合は「何らかの問題が発生して端末の割賦契約が結べない」というアホみたいな理由で中古のスマホを探していた。どうせなら5Gも使えるような最新機種が良いと思い「iPhone12 mini」を12月末に購入。他のiPhone12より5000円ほど安かったのが購入の決め手だった。しかしその「5000円」が後にとんでもない悲劇を引き起こすことに...!

ある日突然スマホが使えなくなった

image:秒刊サンデー

この日も、仕事のネタ探しをスマホで行っている最中...

image:秒刊サンデー

何故かスマホが突然圏外になるトラブルが発生。携帯が止まるタイミングではないし、そもそも料金の支払い遅れなどはないはず。となると、スマホの問題か、OSの問題か、キャリアの問題以外は普通は考えられないが...

理由を調べたら赤ロム化していた

image:秒刊サンデー

いくら調べても、OSにもキャリアにも問題はなさそうである。SNSもいつもの通りで同じようなスマホの症状を訴える人は見当たらなかった。という事は、スマホ本体に問題があるという事になるが、購入してまだ1か月強のスマホが壊れるのは考えにくい。

image:秒刊サンデー

そこで思い出したのが「5000円安かった理由」である。そういえば何か書いていた気もする。という事で購入したサイトをもう一度調べていたところ、このiPhone12はどうやら「ネットワーク利用制限」というモノが▲(支払い途中)だったので安かったようだ。

image:秒刊サンデー

ネットワーク利用制限が「×」になっている。この端末を売った人が金額を払うのをやめた、盗品であった、などの理由がない限り見られない画面を見られて、ある意味ラッキーなのかもしれない。

source:イオシス

対処法をきいてみた

中古の携帯電話の販売員さんに話を聞いたところ、基本的に▲は買取しないというお店が多いそうです。今回のようなリスクがある商品を売るのはトラブルのもとになるという事でしょう。

もちろん、そのルールはお店によって異なるので、筆者が購入した店舗はその限りではなかったという事だ。

しかし、よく購入したサイトを見ると「赤ロム永久保証」と書いており、万が一赤ロムと化してしまったら、交換か全額返金をしてもらえるとのこと。ひとまずホッとした。

こうなる確率はとても低い

筆者は上記のsourceとして貼ってあるリンクのお店でスマホを購入したが、ホームページによるとネットワーク利用制限▲の端末がネットワーク利用制限×、つまり赤ロムとして使えなくなる確率は0.037%だそうだ。およそ1/2700。

99.963%の確率で5000円得する。0.037%の確率で赤ロムと化し、1000円ほど損をするという事は、期待値で言えば「4999円以上儲かる」という計算になる。もしも永久保証がなく、最悪の場合80000円ほど損するという契約だったとしても、期待値で言えば「4972円もうかる」。相当薄い確率を引き当てたようだ。

別のスマホを用意するしかない

赤ロムになった端末は、ほぼもう二度と普通の電話としては使えないという。それこそ恐らく復活する確率は0.00・・・という確率なのだろう。そんな奇跡を待つという悠長な人はいないだろうし、かと言ってスマホが使えない状態、Wi-Fiが無ければネットも見る事が出来ないというのは現代人にはかなり厳しい。

1.以前使っていたスマホがある場合は、ひとまずそちらを使ってみる(SIMを入れ替える)

2.別のスマホを迅速に購入し、SIMを入れ替える

この二つ以外に対処法はないだろう。

中古のスマホを購入する際はネットワーク利用制限に気を付けてほしい。ほぼほぼ無いという毛ほどの確率でも、赤ロムになって急に使えなくなるというリスクは思ったより大きい。スマホをついつい使ってしまう人が中毒症状を緩和するのには良いのかも。

画像掲載元:秒刊サンデー