「井戸に毒を入れた」津田大介氏がデマを注意喚起、拡散させていたことが判明

地震や台風など、大きな災害が発生するたびに問題となる「デマ」。トイレットペーパーがなくなるとか、ガソリンが無くなるなど日常のライフラインが途絶えるというデマから、翌月や翌週に大きな地震が発生するという、根拠のないデマまで幅広いわけですが、今回13日に発生した大きな地震でも残念ながらデマが発生してしまった。

「井戸に毒を入れた」というデマ

さて今回の13日の地震の後、残念ながら以下のようなデマが拡散してしまったと、中央日報が報じている。

実際、13日夜の地震発生直後、ツイッターには「朝鮮人が福島の井戸に毒を入れているのを見ました!」という投稿があった。あるネットユーザーは「在日コリアンの方々からすればたまったものではない、関東大震災を想起させる最低最悪の差別煽動が見られた」と批判した。

引用:中央日報

どのようなデマが拡散していたのか、そして誰がそのようなデマを流しているのか、色々調べたところ、現時点ではその元となるツイートは削除されていた。

しかしながら、実際にデマが投稿された際に「これはデマである」「通報しましょう」と注意喚起を行っていた人物がいる。それが話題のジャーナリスト津田大介氏である。

津田氏は、該当の複数のデマに関し警鐘を鳴らしデマである旨を拡散。

しかし152万フォロワーの影響力で、結果的にデマが拡散してしまう

152万と言う、まさしく「インフルエンサー」の影響力は凄まじく、またたく間にこのデマが拡散。

中には、津田大介氏の意図も知らず、流れてきたタイムラインを真に受け、信じてしまい「認知的バイアス(確証バイアス)」が働いて更に拡散させてしまうと言う行為はSNSの炎上ではよくあることだ。

結果、皮肉にもデマが拡散してしまうのを、助長させてしまったこととなった。

以上を踏まえると、例えそれが良心や正当行為であったとしても、必ずしもすべての利用者への注意喚起になるとはいい難い。従ってインフルエンサーと呼ばれる方々は、やはり注意喚起一つ一つも今一度、それを行うべきか、細心の注意を払わなければならないであろう。