待望の劇場版も公開開始ということで、凄まじい人気が更に高まっている印象の「鬼滅の刃」。至る所、鬼滅、鬼滅で社会現象と言えるほどのブームです。そんな鬼滅の刃、週刊少年ジャンプの作品ということもあり、やはり子どもたちへの影響がかなり大きい様子。なんと医療現場にまであるプラスの影響をもたらしているようなのです。
劇場版も超人気と快進撃続く鬼滅の刃
「劇場版 鬼滅の刃」初日で興行収入10億円突破@kimetsu_off #鬼滅の刃 #無限列車編https://t.co/SaV1XEpfHI
— 日刊スポーツ (@nikkansports) October 17, 2020
16日から公開開始された劇場版「鬼滅の刃」。至る所で「凄い行列だった」「どの時間帯も満席だった」など、さまざま投稿がネット上に寄せられており、前評判に違わぬ人気となっているようです。
鬼滅の刃ブーム、医療の現場での意外な功績が注目される
そんな大人気作、子どもたちと接することの多い医療の現場でもとても良い影響をもたらしてくれているようです。
鬼滅の刃の功績はいろいろとあるでしょうが、医療の場においては、子どもに採血や注射、処置をするときに「全集中の呼吸だよ!!!」と言うと「深呼吸する」とか「落ち着いて集中する」という意味ですぐ伝わってくれるので、めちゃくちゃ助かっていることがあげられます。
— 白石弓夏🍜看護師兼ライター@11/16書籍出版 (@yumika_shi) October 16, 2020
注目されているのがこちらの投稿。投稿者の方は、非常勤で看護師として働きながら看護師・看護学生向けメディア「看護roo!」で執筆をされているライターでもある白石弓香さんです。
医療の場においては、子どもに採血や注射、処置をするときに「全集中の呼吸だよ!!!」と言うと「深呼吸する」とか「落ち着いて集中する」という意味ですぐ伝わってくれるので、めちゃくちゃ助かっている
とのこと。小児科での注射は、どうしても嫌がる子どもが多いものです。
しかし、作中で重要な意味を持つ「全集中の呼吸」というワードを使うと「深呼吸する」「落ち着いて集中する」といった意味をすぐ理解してくれる子どもが多く、非常に助かるとのことです。
確かに、注射でパニック気味になっている子どもに「落ち着いて」「深呼吸して」というより、漫画作品に登場する技術に例える方が伝わりやすそうです。
教育現場など、他の場所にも大きな影響が起きているよう
そして、「鬼滅の刃」を例えに使って子どもを集中させる、落ち着かせるという方法は、医療の現場だけではなく教育現場など、別の場所でも用いられているようです。
これ、教育の場でも一緒で『全集中の呼吸、常駐!!』で、課題に工夫も要りますが、長く取り組んでくれるので、すごく助かります!!本当に、鬼滅の刃は、彼らの世界そのものを変えてくれたと言わざるを得ません!!
— 竹林崇@SNSでリハビリの知識を伝える作業療法士 (@takshi_77) October 16, 2020
『全集中の呼吸、常駐!!』で、課題に工夫も要りますが、長く取り組んでくれるので、すごく助かります!
とのことで、同じワードは学習の場においても生徒の集中力アップにつながっていると大学教授の竹林崇さんも投稿しています。
本当に、鬼滅の刃は、彼らの世界そのものを変えてくれたと言わざるを得ません!!
との一言も。流行した作品は数多くありますが、世界そのものを変えてくれた、とまで称賛される作品はそうそうないでしょう。
他にも投稿に対し「同じようにお薬を飲ませるのに役立っています」など、子どもに薬を飲ませるのに活用する人もいるようです。想像以上に多くの場面で「鬼滅の刃」が貢献しているのかもしれません。
劇場版のヒットにも注目ですが、このように医療や教育の現場での功績も評価される点となるのではないでしょうか。