ステイホームで家庭でできると話題の麻雀を子供と始めた結果が残酷すぎた

image:秒刊SUNDAY

大人も子供もステイホームでお家時間が増えたのは言うまでもない。
そんな中、家庭内で完結するグッズが注目を浴びてきたが、その中でも賛否両論もありながらも子供と遊べる物として話題になっているのは昔からある『麻雀(マージャン)』である。

今更、話題の麻雀って?子供がやって楽しいの?

近頃、自粛中のネタとしてメディアでも取り上げられているが、子供向けの麻雀教室が話題だ。

子供が麻雀して面白いのか?とそもそも疑問だが、意外と好評らしい。

麻雀はそもそも博打、賭事、ギャンブルのイメージが強い。一見教育とは相反するようだが、実際には教育という観点から麻雀で算数、思考力、読解力を育むという考えたあるようで、一言に麻雀が悪いとは言えなくなっている。

sauce:朝日新聞 EduA

麻雀について初心者向けにザックリ説明

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麻雀という言葉を知っていてもルールを知らない人のために簡単に説明。

  • 麻雀はテーブルゲームの一種で牌(ハイ又はパイ)を使い、原則として4人で行われる。(3人でも可能だが、比較的すぐ決着がついてしまうので面白くない。)
  • 4人のプレイヤーがテーブルを囲み数十枚から一百枚以上あまりの牌を引いて役(勝つための条件)を揃えることを数回行い、得点を重ねていくゲーム。
  • 勝敗はゲーム終了時における得点の多寡と順位で決定。
  • 4人の場合、必ず一人が親で他は子となり、順番は反時計回りで移り変わる。親は勝てば多く点数がもらえるが、負ければ多く払う必要がある。
  • 牌の種類は花牌を除いた萬子(マンズ/ワンズ)、筒子(ピンズ)、索子(ソウズ)、字牌(ツーパイ)の136枚で、萬子・筒子・索子にはそれぞれ1から9迄が存在する。字牌には東西南北(トン・ナン・シャー・ペー)以外に白(ハク)發(ハツ)中(チュン)があり、以上の34種をそれぞれ4枚ずつ使うのが基本となる。
  • 自分の持ち牌は13枚で自分の分が来て引いた牌14枚の形が『頭が2枚同じ牌』『他は3枚が同一種類もしくは1・2・3や2・3・4のように並び』になっていれば良いというところから初めてみてほしい。
  • 勝つためには『役』を覚えれば良いのね?と思った方も多いだろうが、物凄い数の役が存在するので、もちろん徐々に役を覚えていく必要がある。相手に自分が不要となった牌で役を作らせない為の駆け引きが必要となり捨て牌から相手がどんな役を作ろうとしているかの推測も勝敗を左右する。覚えてくると『リーチ!』(残り1枚で完成の状態)と言う瞬間に快感を覚えるようになるだろう。

sauce:麻雀天聖 / カジノコンシェルジュ

子供でも大人に勝てる?

簡単に基本ルールを説明しただけでは、やはり麻雀の面白さは伝わらない。むしろ、まだまだルールがあるのか?と難しさだけが伝わってくるだろう。
こんな難しそうなゲームを子供たちは楽しめるのか?そして大人と一緒にプレイして勝つことはできるのだろうか?

とりあえず子供に麻雀やらせてみた!

image:PAKUTASO

麻雀経験者の大人1名と未経験の大人1名、未経験者の子供(小学生低学年)2名で安い麻雀セットを通販で購入し麻雀卓を囲んでみた。
最初こそルールを理解するのに苦労したが、1時間もやれば、皆必死で役を作ったりする。

結果発表が残酷すぎた!

数時間にわたり、大人も子供も真剣に麻雀をしていた。終わってみたら、なんと!初心者の大人が小学生低学年に負けるという事態が発生!(さすがに経験者は負けなかった)
皮肉にも麻雀の世界に年齢は関係ないことがわかった。

子供でも基本的に意味が分かってくるば単純な戦略と運(引いてくる牌が良ければ絶対的に有利)で勝てる上、相手との駆け引きや、思いがけない戦略変更など、詰め込み教育とは違う学びがあり、勝負する度に成長していくのが分かり面白かった。「勝つために勉強しろ!」と言わなくても「勝つために教えてくれ!」となるのである。

リアルの遊びと学びを兼ね備えた麻雀の効能

ホームステイ中にyoutubeやテレビゲームばかりしている子供をお持ちのご家庭なら、是非一度家族の時間を増やす為にもやってみてほしい。
麻雀は常に決断の繰り返しだ。子供の成長を感じられるだけでなく、役の話や自分の戦略について家族で盛り上がること間違いなしだ。

今は昔よりも全てが便利になり、創意工夫や相手の気持ちを読むことに力を使わないことが多い。これからの未来を担う子供達が画面の先の見えない誰かとオンラインでゲームをするだけでなく、家の中で膝を付き合わせて、手が触れ合い、相手の呼吸を読みながら盛り上がれる麻雀は、教えておいて将来の無駄にはならないと思う。

アクアシティお台場のガチャコーナー、子供向けかと思いきや大きいお友達で溢れていた