ピンチをチャンスに変えた「LAGAR」ビールの味は、パンチが効いていた

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日本というものは品質管理に非常に気合を入れているあまり、健康には何ら問題ない製品であっても一定の基準に満たないものは「廃棄」せざるをえないものもあります。そこにはかつて存在した「もったいない」の精神はなく、安全性を求めるという風潮が強まっております。そんな中、こちらのビールもそのうちのひとつです。

LAGERではなくLAGARのビール

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問題となっておりますビールは、パッケージに本来ならば「LAGER」とすべきところを誤って「LAGAR」と記載してしまったビール。もちろん飲んでも健康被害は一切ないが、品質に満たないということで、販売を中止。

しかしもったいないということで、2月2日に販売が急遽決まった「もったいない」精神と「安全性」との戦いの結果「もったいない」が勝利したという、数少ない事例。通常はこの手のものは思う存分、無下に廃棄される。

サッポロビール(東京)とファミリーマート(同)は13日、パッケージの誤植が見つかり発売を中止していた缶ビール「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」を、2月2日に全国のファミマで発売すると発表した。

Souce:北海道新聞

早速買ってみた

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2月2日発売、そして話題性も十分ということで、これは売り切れ必至か!と思い早速ファミリーマートに直行。

商品のポップには「スペルは間違えたけど、味は間違いなし」と今回の経緯を説明。ピンチを見事チャンスに切り替えたという良い事例だ。

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早速開けてみます。平日にビールを飲むという筆者の普段にはないこの罪深き行動に罪悪感を感じつつも飲んでみる。

色味をみていただきたのでコップに注ぎます。

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色は通常のビールと同じ黄色。ということで飲んでみると、何とも深い。さすが、麦芽100%生ビールということもあり、香ばしい苦味のあとにすぐ、甘みが押し寄せてくる。

そのバランスが絶妙で、実に飲みやすい。実は普段は糖質制限をしたビールを中心に飲んでいたことも有り、この生ビールの深い味わいに改めて感銘を受けてしまった。