ごく一部のセブンイレブンで買える幻の飲み物、スラーピーを味わってみた

image:秒刊SUNDAY

国内20,000店舗を超え、日本全国どこへ行っても見かけるセブンイレブン。そんなセブンイレブンに、幻の飲み物と呼ばれるモノが存在するのはご存知でしょうか。以前コンビニ調査をする部署にいた筆者でも、おそらく1%以下くらいの確率でしか遭遇しなかったレアな飲み物なのですが、偶然近所にあったので実際に飲んでみることにしました。

日本では幻のドリンク「スラーピー」ってなあに?

海外のセブンイレブンではメジャーな存在らしい「スラーピー」なのですが、日本では非常にレアな存在。フワフワのフローズンドリンクで、ごく一部の店舗でのみ販売されています。ちなみに以前セブンイレブンのお客様相談室に問い合わせたところ、スラーピーの販売店舗を把握されていないという回答でした。

10年以上前にファミリーマートで展開していた「ソフローズン」に近いような気もしますが、「スラーピー」はもっと軽い食感というか飲み心地なんですよね。「ソフローズン」は今でも一部ファミレスのドリンクバーなどで見かけることもありますよね。

昭和生まれの方しかわからないかもしれませんが、「アイシー(ICEE) 」に近いような気がします。こちらは40年ほど前なら、全国どこでも見られるメジャーな飲み物だったのですが、平成になる頃にはほぼ絶滅してしまいました。以前、大阪の万博記念公園の売店にあったような、ぼんやりとした記憶が残っています。

「スラーピー」の販売店舗は減っているような気がする

そんな「スラーピー」ですが、筆者の行動範囲にあるセブンイレブンから専用マシンが撤去されているのです。少なくともここ数年で、東京・中野丸井本店裏、東京ドーム最寄り店舗、千葉・柏イオン付近、茨城・下妻駅付近の4店舗から「スラーピー」が消えました。

現在セブンイレブンで販売されている「スラーピー」は4種類あるのですが、多くの店舗で販売されているのは「コカ・コーラ」「メロンソーダ」だけなのです。ちなみに東京ドーム付近を除く3店は数少ない「レモン」「グレープ」の販売店。新しく販売を開始したという店舗の噂も聞かないので、このまま絶滅してしまうのでしょうか・・・(下記の写真は現在稼働中の店舗のものです)

image:秒刊SUNDAY

実際に「スラーピー」を買いに行ってみた

それでも筆者の拠点である茨城県北部に、まだ「スラーピー」販売店舗がありました。残念ながら「コカ・コーラ」「メロンソーダ」のみの販売なのですが、近所にあるだけでもありがたいんですよ。そんなわけで「スラーピー」の販売店に到着です!

image:秒刊SUNDAY

買い方は簡単、コーヒーを買う時と同じ要領で、レジで「スラーピーください!(サイズはL・M・Sから選ぶ)」というだけです。プラスチックの「スラーピー専用カップ」「ストロー」を渡されますので、専用マシンを使ってセルフで注ぐだけ。もしマシンの使い方がわからなければ、店員さんが教えてくれるのでご心配なく!

image:秒刊SUNDAY

「スラーピー販売店」であれば、ほとんどの店舗でコーヒーマシンの隣や近くに置いてあるはずですよ。

image:秒刊SUNDAY

マシンの下部の透明な扉をあけたら、カップをセットして購入したサイズのボタンを押すだけ。マシンの導入時期によってはボタンではなく、手動で量を調整するタイプもあります。

image:秒刊SUNDAY

今回はカップにピッタリ収まりましたが、量が足りない!って時は「L」ボタンの右側にあるボタンで、少しずつ足すことも可能です。溢れないように注意が必要ですよ!

image:秒刊SUNDAY

「メロンソーダ」の方は、ギリッギリに収まりました。どちらもSサイズなのですが、これで1個100円(税込み)って、とんでもなく安いですよね!(Mサイズは120円、Lサイズでも150円です)

image:秒刊SUNDAY

味はしつこい甘さではなく、スッキリ飲みやすい!あっという間に口の中でシュワ~って溶けるので、爽快感抜群!こちらの店舗は海水浴場から一番近いコンビニなので、特に夏場はとんでもない数を売り切るそうです。今年はコロナ禍で通常よりはかなり落ち込んでしまったとのこと。

image:秒刊SUNDAY

注意点をひとつだけ!ふわっふわの食感なので、気温によってはあっという間に溶けてしまいます!溶けるとただの甘いシロップになってしまうので、気温25℃でも賞味期限は10分程度ですよ!お早めにどうぞ!

image:秒刊SUNDAY

セブンイレブンのレア商品「スラーピー」の販売店舗は謎に包まれているのですが、全国各地に広まることを心から願ってます。セブンイレブンさん、ぜひとも検討してください!お願いします!

セブンイレブンといえば、蒙古タンメン中本さんを思い出してしまうのは筆者だけでしょうか。思わず店内に入るとパッケージを探しているんですよね・・・甘い「スラーピー」のあとに、辛い中本もオススメですよ!

画像掲載元:SS.ナオキ