5年間保存可能、話題の保存食「厚焼きたべっ子どうぶつ」をノーマルタイプと比較してみた

厚焼きたべっ子どうぶつ

image:秒刊SUNDAY

「ギンビスたべっ子どうぶつ」いえば語るまでもないほど有名なビスケット、英語で書いてある動物名を見て必死に覚えたという方もいるのではないでしょうか。そんな「たべっ子どうぶつ」に、5年間もの長期保存が出来る商品があるということで話題になっています。ノーマルたべっ子どうぶつの賞味期限は240日なので、およそ7.6倍の長期保存可能な「保存缶」との違いを比較してみました。

5年間の長期保存可能「厚焼きたべっ子どうぶつ(保存缶)」

保存食としてカンパン等を常備する方は多いと思いますが、なんと「たべっ子どうぶつ」にも非常用に常備しておける商品が存在します。缶に入っている「厚焼きたべっ子どうぶつ(税抜475円)」という商品なのですが、名前に「厚焼き」が付くのが非常に気になりました。たべっ子どうぶつといえば、薄く焼いたビスケットのイメージなのですが・・・

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保存缶らしく、動物たちは防災頭巾やヘルメットを・・・なぜか「ひよこ」は卵のカラで「ワニ」は無防備な状態に。気にしたら負けですので、先に進みましょう。

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缶の裏には賞味期限が書いてありますが、あくまで「賞味期限」なので少しくらい過ぎても問題はないでしょう。

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缶をあけると、ほんのりと漂う甘い香りが・・・通常の「たべっ子どうぶつ」とは全く違う優しい香りでした。

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「たべっ子どうぶつ」と「厚焼きたべっ子どうぶつ(保存缶)」を比較!

それでは「ノーマルのたべっ子どうぶつ(以下:ノーマル)」と「厚焼きたべっ子どうぶつ(以下:保存缶)」を比較していきましょう。今回は両方に入っていた同じ動物を集めてみました。筆者は子どもの頃から「HIPPO」がなんなのかわからず「hippopotamus(ヒポポタマス=カバ)」の略だと知ったのは大人になってから。

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大きさも形もほとんど変わりませんが、アルファベットは保存缶の方が大きめ。色はノーマルがテカリがあって周辺だけ濃い色になっているのに対し、保存缶の方は光沢なしで色が均一になっています。この辺はバターが使われているかどうかが原因となっているのかも。(保存缶はバターなし)

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圧倒的に違うのは厚みで、ノーマルと比較して保存缶はおよそ3倍の厚さがあります。

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実際に割ってみると違いは顕著で「厚焼き」なんてレベルのものではなく、完全に別物と言っていいでしょう。

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味はノーマルがマーガリンと塩分強めで、ごまも使ったコクのあるビスケット。保存缶はまさに質実剛健「ザ・ビスケット」と言えるスタンダードな味で、卵やマーガリンを一切使っていないようです。どちらも美味しいのですが、ノーマルはマーガリンの旨味が口の中に広がり、保存缶は小麦の味とほんのりとした甘さが特徴。この辺は好みが出そうなところですね。

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今回用意したノーマル(袋)は内容量が24g、保存缶が120gなのでちょうど5倍。というわけで、120gあたりの成分を比較してみましょう。

【栄養成分表示比較(120gあたり抜粋)】
・ノーマル エネルギー625Kcal たんぱく質9.0g 脂質32.0g 炭水化物76.0g 食塩相当量1.0g
・保存缶  エネルギー523Kcal たんぱく質9.1g 脂質12.2g 炭水化物94.1g 食塩相当量0.9g

カロリーや脂質の違いは、おそらくマーガリンの成分差だと思われます。そして炭水化物に関しては、保存缶が小麦粉を多く使っていることが原因でしょうか。成分差に関しては、単純に材料の差ということになりますね。

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全く味わいの違う両者、マーガリンの風味香る薄めのビスケットと、小麦がぎゅっと詰まったスタンダードな硬めのビスケット。どちらも1枚手を出してしまうと止まらなくなるので、意志の弱い方は覚悟して開けたほうがいいかと。筆者はとてつもなく意志が弱いので、缶の中身がどうなったかは聞かないでください・・・ごちそうさまでした。

備えあれば憂いなし。万一の際に備えて防災グッズを準備しておくのは当然として、その中に「厚焼きたべっ子どうぶつ(保存缶)」を入れておくのもオススメです。ただし口の中の水分を持っていかれるので、そこだけは注意!

画像掲載元:SS.ナオキ