コンビニの「鰻おにぎり」普通にうな丼として食えるレベル説検証

うなぎにぎり

image:秒刊SUNDAY

今年の土用の丑の日は「7月28日水曜日」。ぜひ、精のつくものを食べておきたいところだが、豪華なうな丼や、うな重を食べるということはなかなか難しい。価格帯も2,000円〜5,000円近くとなり、とても気軽に食べられる金額ではない。そんな中、「コンビニのおにぎりを使えば、ある程度うな丼に近づけるのではないか」と思い、その説を検証してみた。

コンビニの鰻おにぎりとは

うなぎにぎり

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コンビニの鰻おにぎりとは、毎年土用の丑の日が近づくと販売される、コンビニのおにぎりである。

パッケージの豪華さはハンパなく、価格も通常のおにぎりの2倍以上となっている商品も。

昨今のテレビ番組では、コンビニ各社が競うランキング番組が盛んで、開発者がどれだけ力を注いできたか、という点を語っている。

つまり、コンビニのおにぎりには一切妥協がなく、当然「鰻おにぎり」にも力を入れている、と考えられるのだ。

そんな中、残念なお知らせだ。コンビニ大手3社「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」それぞれを巡ったが、一向に鰻おにぎりは見つからず。

結論として、今年は販売していない模様。その代わり、豪華なうなぎ弁当に力を注いでいるようで、専門店に引けを取らない品質の、本格的な「うな重」が販売されている。

しかし、それでは今回の説の実証ができないので、色々探し、唯一発見してきたのが、こちらの「株式会社サンデリカ」による、鰻おにぎりである。

サンデリカ「鰻おにぎり」

うなぎにぎり

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価格は260円(226Kcal)

おにぎりにしては激高だが、うな丼からすれば10分の1だ。

実は商品名は「鰻おにぎり」とは書いておらず、強気に「うなぎ」のみ。

その勢いを象徴するかのごとく、パッケージを開けると、かなり大きな「うなぎ」がお目見えする。

通常、おにぎりといえば、飯の中に隠してあるが、こちらの商品は開けた瞬間に「うなぎ」が目に入るような設計となっている。

まさに「うなぎ」であり、うな丼として食べるには申し分無い商品だ。

盛り付ける

うなぎにぎり

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ということでさっそく盛り付けていきます。

あまり過度な盛り付けをすると、本来の商品レベルからかけ離れ、誇大なイメージを与えるといけないので、今回は何も添えず、シンプルに盛り付ける。

改めて「うなぎ」を見てみると、この大きさ。おにぎりとしては申し分ない。

では肝心の味はいかほどか。

実食

うなぎにぎり

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ではさっそくいただく。

すると驚いたことに、ごはんのタレが思った以上に濃厚で、その時点で「うな丼」を食べている錯覚にとらわれる。

あまりの美味しさに、次々ごはんを口にかきこみ、元々「おにぎり」だったことを忘れるほど。

肝心の「うなぎ」だが、こちらはさすがに、店舗のうなぎレベルとまではいかないものの、しっかりと、うなぎの味わいを感じることができる。

臭みもなく、そしてこころなしか香ばしさすら感じる。

うなぎ独特の、粘り気もあり十分に美味しい。

うなぎにぎり

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ただ、見栄えとしては本物の「うなぎ丼」には敵わない。

その点を妥協すれば、口の中ではもはや「うな丼」を食べている感覚と同じである。

ということで、今回の説である『コンビニの「鰻おにぎり」普通にうな丼として食えるレベル説』は実証できた、と言っても過言ではない。

それにしても、ここまでコンビニのおにぎりのレベルが上っているというのは脱帽だ。

参照:株式会社サンデリカ | SunDelica