政府、オリンピック参加選手にコロナワクチン優先接種を検討、ネット上では批判続出の事態に

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現在も拡大が続くコロナウイルス。早急なワクチンの広い接種を求める人が多くいますが、現状、すぐに受けるのが難しい人が大半ですよね。そんな中、政府がオリンピック・パラリンピック参加選手へ優先的なワクチン接種を検討していることが明らかになり、ネット上で話題になっています。コロナウイルスの影響もあり開催の有無が注目されているオリンピックですが、予想外の施策に苦言を呈する人が多く現れる状況となっています。

オリンピック・パラリンピック出場選手へワクチン優先か

政府が五輪参加選手へのコロナウイルスに対するワクチン接種を優先的に行う考えであることが明らかになり、話題になっています。

政府はワクチンの優先接種の順位を、医療従事者、高齢者、持病のある人と定めている。五輪選手に接種する場合、今月12日から開始する高齢者分が終了する前に接種を開始することになりそうだ。

引用:共同通信

高齢者よりも優先度が高く、五輪参加選手へのワクチン接種を行っていく可能性が高いとのことです。

オリンピックとコロナのワクチンという国民の関心が高い内容であるためか、ネット上では早くも様々な意見が寄せられています。

「医療従事者も足りてないのに」と批判続出

ネット上で見られる意見の多くは批判的な内容が大半となっています。

「医療従事者や高齢者、基礎疾患のある人にも行き渡っていないのに優先順位がおかしい」といった意見がもっとも多く見られます。やはり治療にあたっている医療従事者への提供を優先するべきと考える人が大勢いるということでしょう。

他にも「これで開催されたとしてもオリンピックを素直に応援する気にはなれない」「まずはコロナの封じ込めに成功してからの五輪開催だろ」といった批判も寄せられています。

他にも「選手の関係者・スタッフも優先ということになると思うけどその範囲はどうなるの?」と優先される範囲について疑問視する投稿も少なくありません。

参加選手への批判を心配する声も

また、批判以外にも五輪参加選手を心配する投稿が多く見られます。

「選手の批判をしている人もいるけどそれは違う」「対策に批判が集まれば、その矢は選手にも向いてしまう」といった心配をする反応も少なからず見られます。

度々注目されているオリンピックですが、国民の理解を得た上で実行されることが求められているようです。

source:共同通信