異物が混じるなど、色々と問題が取り沙汰されている「新型コロナウイルスワクチン」。最近若者が予約なしで接種できるとのことで、大勢の人が集まってしまったという問題もありました。そんな「新型コロナウイルスワクチン」ですが、ほとんどの場合予約を入れてから接種となります。しかし、その予約サイトに問題があると、厚生労働省が警告しております。
偽コロナワクチンナビに警鐘を鳴らす「厚生労働省」
厚生労働省のコロナワクチンナビに似せたサイトにクレジットカードの情報入力を求めるなどの詐欺行為が発生しております。
コロナワクチンナビに銀行口座やクレジットカード番号などの登録を求めることはありません。
このような情報を決して入力されないようにご注意ください。
#新型コロナワクチン— 厚生労働省 (@MHLWitter) August 30, 2021
ワクチン予約に必須の「ワクチン予約サイト」。
しかしその「ワクチン予約サイト」に、偽物があると厚生労働省が警鐘を鳴らしております。なお、そのサイトではクレジットカードや銀行口座の入力を求められるとのことです。
ワクチンは無料で接種できるはずですので、その時点でおかしいと気づくハズですが、一体どのようなサイトなのでしょうか。
さっそく当サイトで、危険を承知の上アクセスしてみました。
こちらが偽ワクチン予約サイト「偽コロナワクチンナビ」
こちらが、厚生労働省が警鐘をならす問題の「偽コロナワクチンナビ」です。
右上に「厚生労働省」のロゴがあるので、見た目としては騙されやすいのです。
ただし本物と見比べると、さらに衝撃の事実に気づきます。
左が「偽コロナワクチンナビ」、右が本物です。
一見、何が違うのか……と非常に高度な間違い探しをしている気分になりますが、それもそのハズ。偽コロナナビのHTMLソースコードを見てみると、似ている理由が判明します。
どうやらHTMLコードは全てコピーされております。
トップページは、動的なプログラムではなく、静的なHTMLコードですので誰でも簡単に複製できてしまいます。そのため、丸コピが容易にできるのです。
ただし検索システム等、プログラムはコピーできないハズです。
一体どこまで動作するのか、念のため、情報入力を進めてみます。
情報入力を進めてみる
名前・住所等の個人情報の入力を進めます。
ちなみにこの辺の動作は独自のPHPで動作している模様です。本物のサイトにはそもそも個人情報を入れる、システムは存在しません。
さらに入力を進めます。
カード番号の入力を求められました。
「厚生労働省」がツイッターで呼びかけているように、たしかにカード番号等の個人情報を入力を求められるのです。
この動作はもちろん、本物の「コロナワクチンナビ」には存在しないのです。
つまりこの時点で「おかしい」のですが、あやまってアクセスしてしまった人は、それを知らず入力してしまう恐れがあります。
さらにカード番号等入力をすすめると、何故かいつのまにか本物の「コロナワクチンナビ」にリダイレクトします。
おそらく、URLが「おかしい」と気づくのを防ぐためです。しかし、本番サイトにリダイレクトしてしまった時点で時既に遅し。すべての情報は「偽コロナワクチンナビ」に送られてしまっております。
以前も「ワンクリック詐欺」や「LINEのスパム」「Amazon.co.jpギフト券 不正・詐欺」など様々な詐欺サイトが存在します。
今回は「メール」にて送信されたURLをクリックすることで上記「偽コロナワクチンナビ」につながったとのことです。絶対にあやしいURLはクリックしないようにしましょう。
なお、本物のコロナワクチンナビのURLはこちらです。
https://v-sys.mhlw.go.jp/
Source:コロナワクチンナビ