最近、いつWindowsアップデートを実行したか思い出せないなら、今すぐ実行すべきかもしれません。
Microsoftは、「Windows 10 バージョン1903」をまだ使っているユーザーに対して、Windowsの強制アップデートを予定しています。
「Windows 10 バージョン1903」のサポートを2020年12月9日に終了

Windows Latestが、これからMicrosoftがWindowsに何をしようとしているのか、強制アップデートの影響を受けるのは誰なのかを詳しく解説しています。
Microsoftは、「Windows 10 バージョン1903」のサポートを2020年12月9日で終了すると発表しました。
それ以降、バージョン1903のバグ修正は行われず、サポートチケットも受け付けられなくなります。
そのかわり、MicrosoftはWindowsを強制的にアップデートする予定です。これはかなり強硬な措置であり、ユーザー側には選択の余地はありません。
ユーザーのPCを最新バージョンにできるだけ近づけるアップデートが強制的に行われます。
すべてのPCが最新バージョンのWinodowsを実行できるわけではないので、すべて一律にアップデートするわけにはいきません。
とはいえ、MicrosoftはすべてのPCが、最低でもバージョン1909にアップデートされることを望んでいます。
バージョン1909は2021年5月にサポートが終了しますので、少しの猶予を与えるということなのでしょう。
Microsoftはなぜアップデートを強制するのか
Microsoftのこの措置は厳しすぎるように見えますが、その裏には、ユーザーの安全を確保したいという思いがあります。
Microsoftが特定のサービスやプログラムを終了するときには、少し新しいバージョンにアップデートできるようにし(ユーザーが望まなくとも)、寒空に置き去りにされるユーザーが出ないようにします。
Microsoftの強制アップデートは、これが初めてではありません。最近、すべてのWindowsマシンに、Chromium ベースの新しいMicrosoft Edgeを強制的にインストールしました。
安全性の低いInternet Explorerと旧バージョンのEdgeを一掃したかったからです。
まるでMicrosoftがユーザーのニーズと関心を、ユーザーよりもわかっているかのようなやり方に見えます。
しかし、Microsoftがこうした手段に出るのは、なぜアップデートをしなければならないか、古いバージョンのWindowsを使うことがどれくらい危険なのかをわかっていないユーザーがいることを考慮しているからなのです。
Windowsをアップデートしておきましょう
もしあなたのマシンが古いバージョンのWindowsを実行しているなら、望んでも望まなくても、まもなく自動的にアップデートが行われることになります。
Microsoftがすべてのユーザーの足並みを揃えたいと望んでいる以上、Windowsユーザーはこうした強制アップデートに慣れるしかありません。
いつもタイミングが悪いときにポプアップ画面が表示されるという理由で、Windowsのアップデートを先延ばししているなら、この機会にアップデートしておきましょう。
Windows 10の初期のバージョンはかなり強引にアップデートが行われますが、最近のバージョンなら、アップデートの仕方をユーザーがある程度コントロールすることができます。
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Image: RoSonic/Shutterstock.com
Source: Windows Latest
Original Article: Microsoft Is Forcing Its Users to Update Windows by MakeUseOf