電子レンジを買っていない家と言うのは今ではあまり無いでしょう。今でこそあって当然の家電ではありますが、改めて考えると、こんなに便利で毎日と言っていい程使う道具も意外とないものです。しかしそんな便利の王様みたいな電子レンジにも、不遇の時代があったようです。
昭和の暮しの手帖がキレッキレ
電子レンジにバチバチにキレ散らかす昭和の暮しの手帖さん pic.twitter.com/us6ksJic3q
— 古書森羅●古本屋さん (@kosyosinra) November 18, 2020
暮らしの手帖さん、何故か電子レンジに対して鬼ほどキレてます。
「電子レンジ、この奇妙にして愚劣なる商品」
完全にそこまで言う?ってくらいの悪口です。愚劣って単語中々聞かないぞ。
「どうせひいき目に見てもせいぜいあっため直すのにしか役に立たない」いや、まあそれがメインではありますけども。しかし次の文言に時代を感じます「そんなものに10万円前後も出すのはバカげています」今の電子レンジは安いモノなら2000円前後で買えちゃいます。
Twitterの反応
ですよね。どうやらこの時期の電子レンジって、お料理も出来ますよと宣伝してたみたいなんです。ステーキとか、炒飯とか。
— 古書森羅●古本屋さん (@kosyosinra) November 18, 2020
リアルタイムで見た商品ではないのでわからないのですが、この頃の電子レンジは誇大広告だったという説も。トーストなんか電子レンジでチンしても「?」なちょっとほかほかなパンが出来上がるだけです。
実際、その頃のバカでかい電子レンジは温め以外に使い道なくて、その熱ムラもすごいものだったし、やたらヒューズが飛ぶだけの、今でいうコスパは最悪だったですよ。
— Makuhari fire (@toraneko21neko) November 18, 2020
昭和の電子レンジはキレられても仕方ないくらいダメダメな商品だったというエピソード。たしかにそんなモノが10万円(しかも、今の価値にしたらきっともっと高いでしょう。)で買わされたら怒る人もいるかもしれません。
昭和49年第2世紀第34号の暮しの手帖です。お祖母様はとても物持ちのよい方だったんですね〜!
— 古書森羅●古本屋さん (@kosyosinra) November 18, 2020
なんと昭和49年という事ですから、46年程前のもの。たしかにそれだけ時間が経っていれば、変化もしていようというものです。
昭和の時代にはこんな危ないモノが通販で売られていたりした時代。今とは何もかも違いますね。
画像掲載元:写真AC