女性国家公務員、課長補佐級は12% 政府目標上回る
内閣人事局は20日、7月1日時点で省庁の管理職などに占める女性国家公務員の割合を発表した。国の地方機関課長や本省課長補佐級に占める女性比率は前年比0.7ポイント上昇の12.3%で、政府目標の12%を上回った。
局長や審議官といった指定職相当の女性割合は前年比0.2ポイント上昇の4.4%だった。過去最高を更新したものの、2020年度末の政府目標の5%には届かなかった。
本省の課長・室長級は0.6ポイント上昇の5.9%、本省の係長級は26.5%で0.9ポイント上昇した。
国家公務員制度を担当する河野太郎規制改革相は20日の記者会見で、女性登用の拡大について「女性の採用を積極的に進め、長時間労働の是正などの働き方改革にしっかり取り組む」と述べた。