「する」スポーツ文化を関西から

2022年に素晴らしいWMGを

大会組織委員会の木下博夫事務総長
大会組織委員会の木下博夫事務総長

 11月4日に開かれた国際マスターズゲームズ協会(IMGA)の総会で、「ワールドマスターズゲームズ2021関西」(WMG2021関西)の22年への延期が承認されました。

 参加者の入国許可、自主隔離期間の免除といった政府への働きかけ▽参加者、スタッフ、ボランティアら関係者全員のPCR検査の実施▽スマホアプリなどを活用した行動管理体制の確立▽競技団体のガイドラインに基づく会場運営-など、徹底したコロナ対策を行えば、当初の計画通り21年5月に大会を開催することは可能でした。

 しかしながら、スポーツ愛好家が全世界から集まり、生涯スポーツを楽しむ▽参加者同士、また参加者と地元住民が交流を楽しむ▽参加者が家族や友人とともにツーリズムを楽しむ-といった理念を実現できる大会にしていかなければなりません。

 ワールドマスターズゲームズは、オリンピック・パラリンピックのように、エリート層の競技者だけが結果を求めて出場するわけではありません。競技、交流、観光といった幅広い分野を楽しむ大会です。そういった観点から、完全な形で大会を開催するため、1年延期という結論を出したのです。

 22年には、IMGA所管の大会だけで、WMG2021関西を含め、アジアパシフィックマスターズ、パンアメリカンマスターズの3大会が開催される可能性があります。また、他のスポーツ団体が所管する大会も数多く開催されます。ですので、開催日程については今後調整し、なるべく早く皆さまにお示しできるようにしたいと思います。

会員限定記事

会員サービス詳細